卓球論-02【腕と身体の回転1】
【腕と身体の回転1】
まずラケットで球を打つ動作をイメージしてほしいのです。 身体の回転と腕の振 基本動作となります。大まかには 体が回転し体に繋がっている腕が動き、腕の先端の手が動き その手で持っているラケットが動き打球します。それら運動の
合成されたものが打球動作であります。
体の回転は 回転軸を中心に軸回転運動をします。回転軸は体の重心を貫きます。
重心を貫かない回転も考えられますが物理的に不安定な過渡的運動であり直ちに軸は重心を貫く運動になるか運動できなくなります。その回転の安定は回転軸が鉛直でかつ軸位置の面座標を一定にすればよいのです。コマの回転をイメージしてほしいです。回転軸が鉛直でない場合は歳差運動となり準安定でありますがやはり安定とは言えないつまり「安定は鉛直回転」です。
と同時に回転にまつわる重要な点を説明します。
右フォア・ドライブ打ちとして「ラケット面の水平角度を保持して手、腕を身体回転軸中心に振り打球します」しないと卓球にならないことをイメージして頂きたい。
腕は身体回転の左右肩甲骨に繋がっており、左右肩甲骨は直線状にあり その中心に首があり回転軸は首を中心に肩甲骨直線が回転します。仮に回転中心軸が鉛直でないとしたらラケット面角度一定を保持することはかなり難しいのです。
回転軸の傾き角度の変化に合わせてラケット角度の保持を上腕と前腕で調整しながら上腕と肩甲骨の角度を憶えることになります。
相当難しいことは理解されるでしょう。回転軸が垂直であれば左右肩甲骨も水平で回転し肩甲骨に対する腕の振りは一打球のラケット角度に対して一つの動きを憶えればよいということです。